ニュースレター:第9号

 

第9号:2008年2月1日







今号のハイライト















  • 【便利ツール紹介】 SCX-2 強陽イオン交換カラム
    SPEの応用例! 誘導化法を利用したアミン精製



  • 【テクニカルTips】 Initiator テクニカルTips

    マイクロウェーブ反応活用促進②!反応温度選択のヒント




  • 【テクニカルノート】 MP-Carbonate
    一般的な塩基レジン!反応のクエンチと酸スカベンジ


 


 











【便利ツール紹介】 SCX-2 強陽イオン交換カラム
SPEの応用例!誘導化法を利用したアミン精製

 


アルキル化、脱アルキル化、脱保護そして還元アミノ化のような通常の反応において、得られる二級アミンと三級アミンの分離は定常的な問題とされています。陽イオン交換SPEカラムは、非塩基性不純物から塩基性化合物を分離する手法として有効ですが、 単純に、二級アミンと三級アミンを分別することは不可能です。
ところが、誘導体化精製手法を利用することで、強陽イオン交換を用いたキャッチ&リリースでも二級アミンと三級アミンを分離することが出来ます。ISOLUTE SCX-2 はニュースレター創刊号で紹介させて頂いておりますが、今回は詳細にて上述の応用例を紹介いたします。



 







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【テクニカルTips】 Initiator テクニカルTips


マイクロウェーブ反応活用促進②!温度条件選択のヒント


 


前回のニュースレターでは溶媒選択についてのヒントを掲載しました。引き続き今回は、反応条件の重要なファクターである温度条件について触れてみたいと思います。多くの反応は温度によって促進され、アレニウスの式に依ると、温度が10度上昇すれば反応速度が2倍になると云われています。また、BiotageのINITIATORでは、溶媒の沸点以上の温度設定が可能なことより、よりアグレッシブな温度設定が可能となります。そこで、Biotageでは従来の実験条件(温度・時間)を、より高温・短時間で実施する際、より簡単に条件を選定できるようにコンバージョンのチャートを準備し参照頂いています。


 


 







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【テクニカルノート】 MP-Carbonate


一般塩基として活用!反応のクエンチと酸スカベンジ


 


陰イオン交換レジンの MP-Carbonateは、反応のクエンチ、アミン塩酸塩の中和、またはカルボン酸や酸性フェノールなど様々な酸性の分子の除去するために、一般塩基として利用出来ます。また、MP-Carbonateはトリアルキルアンモニウム塩の中和にも非常に役立ちます(例えば遊離塩基を生成するための塩酸塩、トリフルオロ酢酸塩)。


 








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