セレノシステインはシステインの硫黄原子(S)がセレン原子(Se)に置換されたアミノ酸で、体内では遺伝子コドンにより導入されている21番目のアミノ酸です。セレノシステインは抗酸化作用をもつグルタチオンペルオキシダーゼの活性中心など、生体内酵素に存在し、医薬品候補として注目されていることから、近年、頻繁に合成されています。しかし一方で、セレンを含むペプチドはセレン化合物の不安定性や求核性によって合成が困難でした。
バイオタージ・ジャパンでは独自に検討を行い、マイクロウェーブ合成と100%PEGレジンChemMatrixの利用がセレノシステイン含有ペプチド合成に大変有用であることを確認しました!他のペプチド合成への応用も期待できます!!
このアプリケーションは、2011年9月末に開催されたペプチド討論会のランチョンセミナーで発表され、大変注目されました。ご自由にダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください!
セレノシステインを含んだペプチド合成におけるマイクロウェーブ加熱の効果
セレノシステインを含んだペプチドの合成では、マイクロウェーブ加熱によりPurityが向上しました。また、反応時間を大幅に短縮でき、効率的に合成することができました。
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使用した製品:SyroWave
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セレノシステインを含んだペプチド合成におけるChemMatrixの有効性
ChemMatrixを用いることで、セレノペプチドを高いPurityで合成でき、ChemMatrixの有効性が証明されました。
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使用した製品:ChemMatrix
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