高速フラッシュクロマトグラフィー精製による高純度ペプチドの実現
ペプチドはここ数年、様々な用途で注目されており、その関心は高まっています。合成戦略の向上により、ペプチドはこれまで以上に長く、複雑に合成されるようになっています。しかし、ペプチドの精製に関してはほとんど変化がなく、ペプチドのワークフロー全体のボトルネックになっています。フラッシュクロマトグラフィーによるペプチド精製は、現在利用されている標準的な HPLC 法に代わる有効な方法として採用が増えつつあります。
フラッシュクロマトグラフィーは、カラムへのロード量が多いにも関わらず、精製時間を短縮できるという利点がありますが、ピークの分離能が低下するという弱点があります。ここでは、フラッシュクロマトグラフィーで高純度のペプチドサンプルを精製するためのいくつかの戦略を紹介します。
粒子径と分離能の関係
ペプチドの物理化学的性質の利用(pKa や等電点 pI)
カラム複数同時使用の組み合わせ戦略
最適なグラジエントメソッド
【こんな方にオススメ!】
ペプチド精製の初心者
なんとなく経験則で精製している
分取 LC で何回も精製する煩わしさから解放されたい
ペプチドサンプルのロード量を多くしても短時間で終わる精製方法を探している
フラッシュ精製で高純度のペプチドを得たい