Horizon Technology社製

DRYVAP®
AUTOMATED IN-LINE DRYING AND CONCENTRATION SYSTEM

環境分析/中容量向け
減圧/加温/窒素吹付複合式 自動濃縮装置

減圧/加温/窒素吹付を組み合わせた独自の濃縮方式により、
半揮発性化合物を含むサンプルを高回収率で濃縮するシステムです。
DryVap システム

DryVap システム

DryDisk-インライン脱水メンブレン

DryDisk-インライン脱水メンブレン

分析目的物質が半揮発性の場合、エバポレーター等の通常の濃縮方法では回収率が低下するケースが多くあります。

DryVapは環境分析における溶媒濃縮に最適化されており、減圧/加温/窒素吹付を組み合わせた独自の濃縮方式により、半揮発性化合物を含むサンプルを高回収率で濃縮します。

エンドポイントセンサーにより完全乾固せず濃縮を止めることで、作業効率と回収率の両立を実現しています。

DryVap 特徴

  • 独自の濃縮方式(減圧+加温+窒素吹付)により中容量(~200ml)を高速濃縮
  • エンドポイントセンサー搭載
  • 容器を自動で洗い込み
  • DryDiskの使用によりサンプル溶媒の脱水が可能
  • 後工程(メスアップ、分析等)にスムーズに移行できる各種濃縮管
  • 最大6本処理
  • 溶媒回収可能(オプション)

濃縮速度

アセトン  4.9 mL/min
アセトニトリル  2.8 mL/min
エタノール  2.5 mL/min
酢酸エチル  4.1 mL/min
ヘキサン  7.4 mL/min
メタノール  2.5 mL/min
塩化メチレン  6.5 mL/min
石油エーテル 12.5 mL/min

システム仕様

システムに使用しているパーツの材質
(溶媒に接するパーツ)
金属:
300 series stainless steel coated with Sulfinert®, Plastics, Polymers, Composites
濃縮サンプルが接触するパーツ:
PTFE (Teflon), PFA (Teflon), ETFE (Tefzel), UHMWPE (ultra high molecular weight polyethylene)
排液チューブ: FEP tubing
ガラス: Borosilicate glass
使用可能溶媒 アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン、メタノール、塩化メチレン、MTBE、石油エーテルなど
ユーティリティ要件 バキューム: 28.25 L/min(1 SCFM)/約51 kPa(15 inHg)
ガス供給: 窒素または他の不活性ガス 60 PSI
洗浄溶媒(必要に応じて): 適切な洗浄用溶媒
使用環境要件 動作環境温度: 20 – 40 ℃
保管環境温度: 10 – 50 ℃
相対湿度: 0 – 90% (結露がないこと)
標高: 2.286 km(7,500 feet)まで
寸法 約71 ×44 ×48 cm(W ×D ×H)
重量 約37.5 kg(82 lbs)
電源/消費電力 100 – 240 V(47 – 63 Hz)/340 VA
安全性認証 CE, TUV, RoHS