Biotage® Extrahera™ Classic
自動サンプル前処理システム / 中型分注装置
除タンパク・リン脂質除去や、振らない液液抽出SLE法、固相抽出(SPE)などの前処理が1台でできます。
ウェルプレートまたはシリンジカラムフォーマットに対応します。
特徴
- チップ式分注を採用
- 加圧式送液を採用
- 分注量は 50~1000 μL
- シリンジカラムおよびウェルプレートに対応
チップ式分注機能
1mL クリアチップによる Aspirate & Dispense 方式の分注を採用しています。
全血、除タンパク溶媒を混和した血漿や血清、糞懸濁液、組織などの高粘性サンプルの分注には、詰まりにくい広口チップもご用意しています。
また、メタノールやアセトニトリル、ジクロロメタン、トルエン、ヘキサン、DMSO、NMP などの有機溶媒も良好に分注できます。
溶媒や試薬の分注に使用するチップは、ラックに戻して再利用します。
<分注精度>
50 μL : ±2.0% 、1.0% CV*
100 μL : ±2.0% 、1.0% CV*
500 μL : ±1.5% 、1.0% CV*
1,000 μL : ±1.0% 、1.0% CV*
*1,000μLチップを使用して水を分注した際のデータ
加圧式送液機能
窒素ガスを使用して、各ウェル(カラム)を個別に加圧する、詰まりにくい送液機構です。
各ウェル内(カラム内)のサンプルや溶液の流速が異なり他より早く通液が終わる箇所があっても、その箇所のガス流量が弱まる仕組みになっており、不用意に固相やフィルターを乾かすことがないよう工夫されています。
ユーザーフレンドリーなソフトウェア
Biotage® Extrahera™は付属のタッチパネルで操作します。
コントロールソフトウェアはとても分かりやすく簡単に使用できるデザインです。
ユーザーマニュアルもほとんど不要です。ユーザーが自由に処理メソッドを作成でき、すぐに実行できます。
対応フォーマット
Extrahera Classicは、次のフォーマットに対応しています。
- 96ウェルプレート
- 48ウェルプレート(縦×横=8×6 ウェル)
- 24ウェルプレート(縦×横=4×6 ウェル)
- 1mL/3mL/6mL シリンジカラム
製品ご紹介動画
Extraheraを動画でご覧いただけます。
<ユーザーインタビュー(英語/日本語字幕)>
カロリンスカ研究所のインタビューです。
<GLPソフトウェア編(英語/日本語字幕)>
GLPソフトウェアオプションをご説明しています。
<製品概要編(英語/日本語字幕)>
Extraheraの概要をご説明しています。
<動作編(英語/日本語字幕)>
Extrahera本体の動作をご覧いただけます。
<ソフトウェア編(英語/日本語字幕)>
ユーザーフレンドリーなコントロールソフトウェアのご紹介です。
製品資料
ユーザーインタビュー
システム仕様
分注ユニット
分注量 | 1000 μL |
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分注精度 | 1000μL(P/N 414141)チップ 50μL:±2.0% 、1.0% CV 100μL:±2.0% 、1.0% CV 500μL:±1.5% 、1.0% CV 1000μL:±1.0% 、1.0% CV |
溶媒投入口 | 5本:溶媒ボトルよりリザーバーに自動補充 |
加圧ユニット | 0~5bar |
システム要件
温度 | オペレーション時: 15~32℃ 保管および輸送時:-25℃~60℃ |
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湿度 | 10~95%RH |
電源 | 100-240V, 50/60Hz |
最大消費電力 | 300 VA |
ガス要件 (エアーまたは窒素ガス) |
加圧供給 5L/min以上, 6±0.2bar(0.6±0.02MPa; 87±3psi) 窒素ガス供給 通常処理実行時: 1L/min以上, 6±0.2bar(0.6~1.0MPa; 87~145psi) カラム/プレート乾燥機能使用時: 70L/min以上, 6±0.2bar ※本体にガス供給源は含まれておりません。別途御用意ください。 |
吸引 | 分圧範囲:500mbar以上(50kPa; 7psi) 流量:~8.3L/min |
排気 | 6 ㎥/min以上の排気設備が必要 |
重量 | 75 kg(本体のみ) |
寸法(W×D×H) | 610×510×730mm (本体のみ) 860×570×730mm (タッチスクリーン含む) |
最大騒音レベル | 65 dB(A) |
タッチスクリーン | 12インチ(静電タイプ) |
イーサネットLAN | IEEE 802.3 |
USB | USB 2.0 |
認証 | CE, CSA 認証 |