固相担持試薬

有機合成用レジン試薬&シリカ試薬
工業スケールでの提供も可能です

バイオタージの固相担持試薬には、レジン試薬(ポリマーベース)とシリカ試薬(シリカゲルベース)があります(レジンとシリカについて)。

ポリマーあるいはシリカゲルの表面に官能基を担持しており、スカベンジャー(パラジウム、カルボン酸、アミンなどの除去)や液相合成用試薬(アミド合成、Pd担持触媒、還元アミノ化など)として利用できます。

バイオタージでは、導入初期の評価検討用にも便利な各種ツールキットをご用意しています。複数の試薬を少量ずつセットにしていますので、比較検討にお役立てください(ツールキットリスト)。

金属スカベンジャー 動画

スカベンジャーとしての利用

レジンやシリカ試薬をスカベンジャーとして使用することで、反応後の後処理(クロマト精製など)を簡略化することができます。

反応混合溶液内に存在する不純物(過剰な試薬や副生成物)と、選択的に結合する官能基を担持した試薬を用いると、レジンあるいはシリカ(の表面の官能基)に結合した不純物は単純な濾過作業で除去され、目的化合物は濾液中に単離されます。

合成用試薬としての利用

液相試薬と同様の合成転換を目的として固相担持試薬を用いると、過剰な試薬や副生成物はレジン/シリカに結合したままで残存し、目的物をシンプルな濾過で精製できます。
さらに、固相担持試薬は精製を簡易化するのに他に、「分子として存在すると互いに反応する官能基でも、それらが固相に担持されている場合には同時に使用できる」というユニークな性能を持ち合わせています。

セレクションガイド

合成用試薬セレクションガイド

ツールキット一覧