Isolera™ Spektra / Biotage® Spektraの機能
フラッシュクロマトでアセトンが使えます!
フラッシュ自動精製装置 Spektra の最新機能を使用すると、アセトンやトルエンを移動相として使えます!
アセトンを使用した実際の分取精製をアプリケーションノートにまとめました!
λ-ALLフラクション
指定した範囲の波長を吸収する全ての化合物を回収します。指定可能な波長幅は 200-400nm(UV-visは200-800nm)です。Isolera™ Spektra / Biotage® Spektra のベースライン補正機能と合わせて使用することにより、さらに威力を発揮します。微量に含まれる化合物(マイナー化合物)に対する感度が向上し、回収した化合物の純度も高まります。また、1波長あるいは 2波長での検出より多くの化合物を回収できます。
ベースライン補正機能
200nm付近の溶媒吸収を補正する機能で、トルエンやアセトンも利用可能になります。多くのクロマトグラフィー溶媒は紫外線を吸収します。Isolera™ Spektra / Biotage® Spektraは、ベースライン補正のために高度なリアルグラジエントゼロを採用し、バックグラウンドシフトを排除しています。全ての波長をグラジエントで検出すると、ベースラインが上昇し、化合物の検出に支障をきたしたり、不正確なフラクションの収集につながる可能性があります。
天然物抽出液を Isolera™ Spektra の λ-ALL フラクション機能と
ベースライン補正機能を活用した分離例
[分離条件]
System: Biotage® Isolera™ Four
Cartridge: Biotage® SNAP KP-SIL 25g
Detector: UV-vis
Solvent A: Heptane
Solvent B: EtOAc
Equilibration: 10% B for 3 CV @ 50 mL/min
Gradient: 10% B for 1 CV, 10-100% B in 10 CV, 100% B for 2 CV
Flow rate: 25 mL/min
Load: 1 mL heptane solution
Detection: λ-All (200-800 nm)
Monitor λ: 430 nm, 459 nm
Threshold 60 mAU
全波長スペクトルスキャン
Isolera™ Spektra では、それぞれのピークにおける全波長スキャンデータのリアルタイムモニターが可能です。分離した化合物の純度評価を実施する事で、精製後の TLC による確認作業が不要になります。また、精製後の 3D 表示により、即座にフラクションの純度が確認できます。
TLCステップグラジエント作成機能
TLC の結果に基づいてステップグラジエントを作成します。6化合物分までのステップグラジエントを設定できるため、それぞれの化合物に最適な条件で自動のグラジエントを行うことができます。溶出時間予測機能や、最適カートリッジサイズの選定機能も追加されています。
製品資料
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フラッシュ精製カートリッジ