Isolera™ One
フラッシュ自動精製システム
Isolera™ Spektraの説明動画(英語)
様々な機能を持つ最新のフラッシュ自動精製システムです。
Isolera 特徴
ケミストの“使いやすい”を実現したフラッシュ自動精製システム!
Isolera(アイソレラ) は、フラッシュ自動精製装置に対するケミストの要望を最大限取り入れた、コンパクトなフラッシュ精製システムです。TLCグラジエント自動作成機能は、グラジエントカーブの自動作成に加え、推奨カートリッジとサンプルサイズを提案致します。
分取においては、可変2波長UV検出で化合物認知を確実に行い、一回のグラジエントに4溶媒を利用可能とし、更には流速 1~200mL/min のパワフルな送液を実現することで、効率的な精製と最大限化された化合物純度と収率を提供します。
精製時間を50%以上短縮
分離性能を落とさずに、今までの3倍の流速で精製することができます。精製時間を50%以上短縮できる、新しいかたちの自動精製を実現させました。
(超高速Isolera最新ソフトウェアACIが標準搭載されています。)
さらに、“超高速Isolera最新ソフトウェア ACI”の詳しい情報はこちらから
分離能は維持したまま、66%の時間短縮を実現!
抜群の送液速度! -生産性の向上-
最大 200 mL/min の速度での送液が可能な Isolera を用いることで、精製実行時間を短縮し、生産性を劇的に短縮します。
例えば、10.5 g のサンプルを340 g SNAPカートリッジを用いてIsoleraで分取を行った場合、わずか19分足らずで精製が完了しました(図.1)。
これを従来の100 mL/min の流速で実行した場合には、単純に化合物単離に約 2 倍の時間を要することになります。
図.1
10.5 g サンプル精製のクロマトチャート。340 g SNAP KP-Sil & 200 mL/min
2波長同時分取! -確実な化合物単離-
Isolera では 2 つの波長に対し同時に感応し、分取することが可能です。これにより、スロープモード分取を実行した際に、フラクションの節約と同時に確実な化合物分取を実現しました(図.2)。
図.2
2波長同時分取のクロマトチャート。黒と赤のクロマトチャートは異なる波長ですが、それぞれフラクションされています。
さらなる便利な機能
他のフラッシュ精製装置にはない機能です!(オプション)
<<Isolera Spektraの機能>>
- λ-ALLフラクション
- ベースライン補正機能
- 全波長スペクトルスキャン
- TLCステップグラジエント作成機能
ホワイトペーパー
システム仕様
精製プロセス | シングルカラム精製 |
送液方法 | 定量(3mL)HPFC™ ダブルプランジャーポンプ |
溶液投入口 | 4溶媒接続、2液グラディエント(4種いつでも変更可)、2液グラディエントwithアディティブ |
流速 | 1~200 mL / min |
圧力上限 | 145 psi (10 bar) |
サンプル充填方法 | Samplet、ドライロードヘッド
カラムダイレクトインジェクション (ローディング方法の詳細はこちら) |
UV検出 | 200-400 nm (UV) 可変2波長、または200-800 nm (UV-Vis) 可変2波長
Spektraオプションで全波長検出可能 |
フローセル | 0.3 mm |
分取モード | 定量、しきい値、UV傾斜 からの組み合わせ可能
Spektraオプションで全波長分取可能 |
分取容量 | 最大9.6L (EXPオプション)、または 4.8L (標準仕様) |
分取容器 | 試験用チューブ (φmm): 13、16、18、25
ボトル(mL): 120、240、480 |
システム条件
電力 | 100 VAC、50/60 Hz |
寸法 | 標準: 355mm x 497mm x 596mm (W x D x H)
EXP: 533mm x 497mm x 596mm (W x D x H) |
インターフェース
USBポート | データインポート・エクスポート |
アップグレード | EXP の拡張画分容量にアップグレード可能 |