抗体精製
PhyTip®カラムによる抗体精製の自動化
小スケールの抗体精製は、生物製剤の研究開発の基本です。 Biotage独自のPhyTip®カラムは、タンパク質を保護しながら、安定した結果が得られると同時に、高い回収率での抗体精製の自動化を可能にします。PhyTipカラムには、厳選された高品質のアフィニティレジンが充填されており、実際のタンパク質で検証された効率的なサンプル処理および精製が可能です。
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PhyTipカラムによるアフィニティー精製
PhyTipカラムによるアフィニティー精製免疫グロビンは同一のH鎖が2本、同一のL鎖が2本合計4本のポリペプチド鎖から構成されています。H鎖もL鎖も定常(C)ドメインと可変(V)ドメインと呼ばれる異なる領域から構成されています。H鎖間の構造の違いにより、免疫グロビンはIgG、IgM、IgA、IgE、IgDの5つの異なるサブクラスに分けられる。さらに、免疫グロビンL鎖には、λ(ラムダ)とκ(カッパ)の2種類が存在します。最新のクローニング技術では、Fabフラグメント、Fvフラグメント、Fcフラグメントなどの組み換え抗体フラグメントの発現も可能です。Biotageでは、IgG抗体だけでなく、他のサブタイプやフラグメントを精製するために、抗体構造の様々な部分に選択的に結合する様々なアフィニティー媒体を充填したPhyTipカラムを提供しています。
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Fc領域に結合することでIgG抗体およびFc領域を含むフラグメントを精製します。
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Fc領域に結合することにより、IgG抗体およびFc領域を含むフラグメントを特定のサブタイプに選択的に精製します。
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MabSelect™SuRe™(Cytiva) によるFc領域への結合により、IgG抗体およびFc領域を含むフラグメントを精製します。
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CaptureSelect™ KappaXL PhyTip®カラム
IgA、IgM、IgD、IgEおよびそれらのFab、Fab2フラグメントをκ軽鎖に結合させて精製します。
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CaptureSelect™ Fc-XL PhyTip®カラム
CH3ドメインへの結合によるヒトIgGサブクラスを精製します。
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CaptureSelect™ IgG-Fc (ms) PhyTip®カラム
Fc領域に結合することにより、様々な生物種のIgGを精製します。