AAV PhyTip® Columns
アデノ随伴ウイルスの自動アフィニティー精製
ウイルス生産の下流ワークフローでは、アフィニティークロマトグラフィー精製により、プラスミドDNAや宿主細胞由来のRNA/DNAなどの不純物を効果的に除去できます。さらにその下流では、陰イオン交換によりfull/emptyのカプシドの分離を行います。製品群にないレジンで使用されたい場合は、カスタムパッキングが可能な場合がありますのでお問合せください。
CaptureSelect™ AAVXアフィニティー マトリックスを使用したAAV PhyTip®カラムの結合反応性:AAV1 ー AAV8、AAVrh10、合成セロタイプを含む一連のAAVセロタイプ
当社独自のデュアルフロークロマトグラフィーを備えたCaptureSelect™ AAVX PhyTip®カラムは、ほとんどの 8、12、および 96 チャンネルの自動化リキッドハンドリングロボットと互換性があります。
CaptureSelect®レジンを用いたPhyTip®カラムのプロダクトノートを下記ボタンからぜひご覧ください。(PPS671-biotage-poros-captureselect-aavx-phytip-columns-product-note)
カスタムパッキングサービス
お好みのレジンをご希望の際は、お問い合わせください。
CaptureSelect®は Thermo Fisher Scientificの商標です。
特長
現在Biotageの一部となったPhyNexusは、2002 年にPhyTip®カラムを開発し、それ以来、自動タンパク質精製で研究者をサポートしてきました。PhyTipカラムは、従来の一方向性のクロマトグラフィーとは異なる両方向性をもつ独自技術の「デュアルフロークロマトグラフィー」と呼ばれる技術を採用しています。ピペット操作により、吸引・吐出のサイクルを繰り返し、完全な結合相互作用を可能にしてサンプルを精製します。チップにレジンが充填されているため、少量からの精製が可能になります。
サンプルの高回収率を実現する高容量樹脂
当社のAAV PhyTipカラムには高い結合能をもつ AAV アフィニティーレジンが充填されており、通常60 ~ 80%のサンプル回収率でヒスチジンタグ付きタンパク質を精製します。
1本のチップでサンプルの濃縮と精製が完了
Biotage独自のカラム設計により充填された少量のレジンベッドでも、サンプルが十分に結合します。精製されたサンプルは少量で溶出できるため、高濃度のサンプルが得られます。
活性を失わない穏やかな精製条件
PhyTipカラムは、穏和な精製法であるデュアルフロークロマトグラフィーによりサンプル処理されるため生物学的に高い活性を持つタンパク質を保護します。
15分間で精製が完了
PhyTipカラムによる効率的な精製により、わずか15 分で96サンプルの精製プロトコルが可能です。
検証済みプロトコール
当社のAAV PhyTipカラムには、実際のタンパク質で検証されたデュアルフロークロマトグラフィープロトコルが付属しており、あらゆる自動リキッドハンドラーシステムで使用できます。
注文情報
製品番号 | チップサイズ | 内容 | 数量 |
---|---|---|---|
PTR-92-05-33 | 200 μL | PhyTip 200 μL vol, 5 μl POROS CS AAVX, MEA2 | 96 |
PTR-92-20-33 | PhyTip 200 μL vol, 20 μl POROS CS AAVX, MEA2 | ||
PTR-91-10-33 | 1,000 μL | PhyTip 1 mL vol, 10 μl POROS CS AAVX, MEA 2 | |
PTR-91-20-33 | PhyTip 1 mL vol, 20 μl POROS CS AAVX, MEA 2 | ||
PTR-91-40-33 | PhyTip 1 mL vol, 40 μl POROS CS AAVX, MEA 2 | ||
PTR-91-80-33 | PhyTip 1 mL vol, 80 μl POROS CS AAVX, MEA 2 |