【アプリケーションノート】
ISOLUTE® ENV+ を用いた血漿中カルバペネム系抗菌薬測定の前処理法
【アプリケーションノート 】
ISOLUTE® ENV+ を用いた血漿中カルバペネム系抗菌薬測定の前処理法
メロペネムとドリペネムは、細菌の細胞壁合成を阻害し殺菌的に作用をあらわすカルバペネム系抗菌薬です。抗菌作用の範囲は非常に幅広く様々な細菌に対して抗菌作用をあらわします。抗菌薬を有効かつ安全に使用するには、実際に抗菌薬の血中濃度を測定し、患者個々に投与設計を行う治療薬物モニタリング Therapeutic Drug Monitoring (TDM) が重要となります。 本アプリケーションノートでは、ヒドロキシル化されたポリスチレンジビニルベンゼン骨格をベースに持つ ISOLUTE ENV+ を前処理カラムに用いました。シリカベース C18 充填カラムでも保持されない高極性化合物の捕集に適しています。このアプリケーションでは、メロペネムとドリペネムを高い回収率で血漿試料から抽出することができました。
編集後記
弊社本店のある、ここ亀戸は職人の街で、小さな一軒呑み屋が所狭しと並んでおり、それぞれが思い思いに気に入ったお店で、その日の疲れを癒しています。左官屋、家具の彫刻師、CADCAMオペレータ、芸能関係者、和菓子屋の職人、通訳、香具師などなど、仕事では関わりが薄い方々と出会い、いろいろな話を聞くことができます。先般のラグビーワールドカップで「にわかファン」に変身したのも、お店でたまたま同席したマニアックな解説者の影響でした。
そういった地元の飲み屋街から遠ざかって、早くも4か月になろうとしています。このような飲み友に会えないのは寂しいかぎりですが、家呑みもまんざらではありません。その楽しみ方のひとつに、何を肴に、何を飲むか、が自由に決められるところにあります。先日は、初夏の味覚、カツオのたたきに、自分流で大根おろし、薄切りのニンニク、和辛子をのせ、濃い目の三杯酢をかけたのを、キンと冷やした冷酒でいただき、至福のひとときでした。
皆様も、ぜひ自分流の楽しみを見つけて、元気にお過ごしください。
担当: 及能 邦夫
編集長: 中川 俊哉