Biotage® SNAP FLASH purification cartridges
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【斬新なデザイン】 これまでバイオタージで培われてきたパッキング技術を駆使し、ついにコンプレッションモジュールを使用しないタイプのプレパックドカラムをリリースしました。指をパチンと鳴らすクイックさをイメージし、製品名は 「SNAP(スナップ)」となりました。
【主な特徴】
【手にとってみた感じは?】
【実際の分離能は?】 昨今FLASH自動精製システムが、ごく一般的な実験道具として認知されるようになり、それに伴いパックドカラムの流通も盛んになってきました。なかには球状シリカゲルをFLASH用途にパックドしたカラムも市販され、高分離能カラムとしてカテゴライズされているようです。SNAPカートリッジは50μm破砕型のシリカゲルを採用しています。では、実際のところその分離パフォーマンスは如何なものか? 以下に、医薬品化合物に多い塩基性サンプルを用いてSNAP10gカートリッジと市販の30μm球状パックドカラムとを比較実験してみました。 ● サンプル(4種混合) 1: Phenyl benzyl amine 2: Aniline 3: Quinoxaline 4: p-Anisidine (各0.2g/ml in DCM) ● 分離条件 装置: SP1、可変二重波長 移動相: ヘキサン/酢酸エチルの2液グラジエント 流速: 12ml/min サンプル量: 150mg(0.3ml) および400mg(0.8ml) 波長: 254nm(分取)、290nm(モニタ)
SNAP10gの推奨サンプルチャージ量は10~500mgです。先ずは150mgとサンプルチャージ量を少なめに設定して比較を行いました。結果、SNAPカートリッジは、市販の粒径の小さな球状シリカゲルに比べて全く遜色ないクロマトが得られました。(図1、2) 次に、チャージするサンプル量を多めに設定した結果を図3,4に示します。こちらも同様な結果が得られており、チャージ量に異存なく同様の比較結果となりました。 以上のことから、バイオタージのパックド技術がSNAPカートリッジによって証明される結果となりました。
図1.SNAP10g を用いた分取クロマト(サンプル量150mg)
図2.市販の 30μm球状10g パックドカラムを用いた分取クロマト(サンプル量150mg)
図3.SNAP10g を用いた分取クロマト(サンプル量400mg)
図4.市販の 30μm球状10g パックドカラムを用いた分取クロマト(サンプル量400mg)
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