ニュースレター:第5号

 

第5号:2007年11月21日







今号のハイライト















  • 【バイオタージ日本ユーザー会】 パネルディスカッションサマリー
    パネルディスカッションの内容を抜粋しました



  • 【展示会のお知らせ】 MCS2007出展

    新製品!高速濃縮装置 V-10を展示します




  • 【サービスTips】 Initiator サービスTips
    システムケア!簡単なセルフメンテナンス




  • 【テクニカルノート】 MP-TMTでパラジウム除去
    精製の簡略化!残留パラジウムを ppmオーダーに


 


 











【2007年Biotage日本ユーザー会】
マイクロウェーブ合成のパネルディスカッション ミーティング抜粋

 


今回のユーザー会ではマイクロウェーブ合成反応に関するものが中心となり、最新の反応事例を取り上げての発表や、製薬企業での合成・エバポへの取り組みの発表、そしてスピーカーによるパネルディスカッションが実施されました。パネルディスカッションの部では事前に提議頂いた質問に対して一歩踏み込んだ討議が実施され、内容的には非常に濃いものでありました。


 




  • マイクロウェーブ合成でうまく行かないものには、どんな反応があるか?


  • バーストしやすい反応はどんなものがあるか?


  • フロー型合成とバッチ型合成の現状比較についてどう思われるか?

 


ミーティングでは、Kappe教授・Pilotti教授の発言要旨は英語での詳説であったこともあり、改めて内容を確認したいという参加者の声を頂きました。そこで上記の様な代表的なトピックスに関して、ご覧いただけるようにいたしましたので是非ご参照下さい。



 







 プログラムの詳細はこちらから


 パネルディスカッション Kappe/Pilotti両教授のコメント要旨についてはこちらから  (26.9 KB)








【展示会のお知らせ】 MCS2007出展情報


新製品!高速濃縮装置 V-10 を展示します


 


第26回メディシナルケミストリーシンポジウム(11月28-30日、グリーンホール相模大野)へ、新製品の「高速濃縮装置V-10」およびフラッシュ精製用の新カラム「SNAPカートリッジ」を展示致します。
V-10の主な特徴として、バイアルを用いた溶液濃縮、シーケンシャル連続処理、高沸点溶媒(~220℃)または水溶液の濃縮が挙げられます。また、SNAPカートリッジは最近リリースのシリカゲルが340gパックドされたものを展示しますので是非実物をご覧下さい。尚、他にマイクロウェーブ合成装置およびワークアップに関する情報もご提供致します。是非弊社ブースにお立ち寄り頂き、製品詳細についてのご質問をお待ちしております。


 















【サービスTips】 Initiator サービスTips


システムケア! 簡単なセルフメンテナンス


 


Newsletter4号ではマイクロウェーブ合成装置Initiatorを使用する際のサンプル調整についてのTipsを掲載致しました。今回は、定期的もしくはランニング中にバイアルが破裂した際に参考頂ける簡単なセルフメンテナンスを紹介致します。


もちろん機器のトラブルやメンテナンスについては弊社にご一報頂ければと思いますが、スケジュール調整が合わない、または直ぐにシステムの使用を再開したい場合にご活用頂けます。このセルフメンテナンスの簡便さは、現在Initiatorが世界中の化学者に好まれている理由の一つとなっています。


 








 メンテナンスの手順書はこちらから  (59.5 KB













【テクニカルノート】 MP-TMT でパラジウム除去


精製の簡略化!残留パラジウムをppmオーダーに


 


MP-TMTは、マクロ多孔質ポリスチレン担持 Trimercaptotriazineで、2,4,6- trimercaptotriazine (TMT)のレジン担持等価体です。本レジンは、パラジウム触媒を必要する反応において、生成物から残留するパラジウムを除去する目的として設計されました。このレジンはTHF溶液中のパラジウム(II)酢酸濃度を1000倍効果的に下げることが実証され、かつ、水溶液または非水溶液の双方に存在するパラジウム濃度を非常に効果的に下げることが見いだされています。MP-TMTで処理した後、目的物は、続いて留去される溶液で濾過するだけで単離されます。


 






 MP-TMTの詳細こちらから








 


次の投稿
ニュースレター:第6号
前の投稿
ニュースレター:第4号