ニュースレター:第22号

 

第22号:2008年9月5日







今号のハイライト













【Biotage Summer School 参加レポート】


 




  • Application of Modern Tools in Organic Synthesis


  • インダストリアル&アカデミックスピーカによる発表


  • Biotage Solution Tool を用いた体験実験

 


 












Application of Modern Tools in Organic Synthesis


 


最近のディスカバリーケミストリーにおける合成&精製に利用される機器やテクニックについて、リッチモンド大学のDr. John Gupton 教授およびインダストリアルで活躍しているケミストをスピーカに迎えた討論と、Biotageが提供可能なツールを用いた合成、精製およびワークアップを体験するサマースクールがバージニア州にあるリッチモンド大学のサイエンスセンターにて7月に開催されました。


 


プログラムは3日間に渡り、午前の部ではスピーカによる発表が行われ、午後の部には聴講者が様々なツールを実際に利用した合成・精製・ワークアップのプラクティカルセッションが実行されました。


 


以下に実施したプログラムについて報告したいと思います。


尚、Abbott、Merk、Pfizer社、ならびにRichmond Univ.のプレゼンテーション資料は配布許可を頂き本文からのダウンロードが可能です。


 










インダストリアル&アカデミックスピーカによる発表


 


Dr. John Gupton 教授のオープニングリマークスに始まり、初日には、University of Connecticut、GlaxoSmithKline、Abbott からの3名のスピーカによるプレゼンテーション、2日目はNIDDK、Pfizer および Merck、3日目はDr. John Gupton および Biotageからの発表がありました。


それぞれの発表ではμW合成装置を活用することが目的ではなく、より効率的に研究を進めるために利用しの一つのツールにであること、各種・各のレベンダーのレジン試薬またはスカベンジャーを利用することでのドラッグディスカバリーでの効果、またはμW合成のスケールアップに関する展望など、各社・各研究機関で利用している研究設備の紹介やそれらを用いあ合成研究についての発表がありました。


 


発表内容の一部は公開の許可を得ていますので、下記からダウンロード可能です。


 







 Agendaのダウンロードはこちらから









Biotage Solution Tool を用いた体験実験


 


プログラムの午後の部では、参加者が実際に機器やワークアップツールに触れて実験を行い、その効果を体験していました。鈴木カップリング、アミド合成などを Biotage の合成ツール(Initiator→WorkUp Accessory →V10→ISOLERA+SNAP→V10+Liquid handler)を駆使し、μW加熱の迅速性やレジン担持試薬の利便性、またはワークアップアクセサリーを利用することで、化合物合成および単離までの操作を如何に効率よく実行できるのかを実感したようです。


 



 







 実験項詳細(pdf)はこちらから  (277.3KB)


 プログラム進行の詳細はこちらから





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