極性充填剤
極性保持メカニズムを利用して、非極性サンプルマトリックスからターゲット化合物の回収や不純物の除去を行います。
ISOLUTEシリカベース極性充填剤
ISOLUTEシリカベース極性充填剤は、極性相互作用により、非極性サンプルマトリックスからターゲット化合物を単離することができます。シリカは強い保持力を持つ充填剤で、ターゲット化合物と水素結合します。実験をより安定的なものにするため、ISOLUTE Siの水分含量は7±1％にコントロールされています。
ISOLUTE DIOL、NH2、PSAもまた、目的物質を水素結合で保持します。しかし、これらの充填剤の保持力は比較的弱く、低極性溶媒によって溶出する可能性があります。ISOLUTE CNは、通常は双極子相互作用によって目的物質を保持します。
ISOLUTE FL
ISOLUTE FLは一般的に、非極性ターゲット化合物（例えば塩素系殺虫剤など）を含む非極性溶媒抽出物を洗浄するために使用します。ターゲット化合物が溶出される一方で、極性の不純物はカラムに留まり除去されます。
ISOLUTE AL-A、AL-N、AL-B
高い活性を持つ粒径50～200μｍのアルミナは、酸性・中性・塩基性の表面pHの選択が可能です。アルミナ表面は金属アルミニウム核の相互作用や表面の水酸基との水素結合、表面が電荷を持つ場合にはイオン交換によって分子を保持できます。酸性・中性・塩基性の溶液を用いた表面pHのコントロールにより、それぞれの相互作用の程度を増幅することができます。