ジフルオロシリルエノラートと有機亜鉛試薬のクロスカップリング反応 (カラム1回目)

反応式

事例1-1 ジフルオロシリルエノラートと有機亜鉛試薬のクロスカップリング反応の反応式

TLC

Hexane/CHCl3= 8/2 (1左,2)

Hexane/NEt3=98/2 (1右)

カラム前のTLC

1

カラム後のTLC

2

f(7-13) ピュア目的物

f(14-16) 不純物混じり

カラム状態

Sfär D 100g, 60μm

精製実施前のSfärカラム

使用前

精製実施後のSfärカラム

使用後

サンプル導入方法

直接オイルのサンプル(1mLほど)をチャージし、展開溶媒1mLの洗いこみを2回

Flashチャート、条件等

hexane/NEt3 = 99/1で平衡化、hexane/NEt3 =98/2で精製

平衡化と精製で別のボトル

Isoleraクロマトグラム
Isoleraグラジエント条件

目的化合物:薄い溶液だとほとんど無色

不純物:褐色

コメント

サンプルチャージの際、少しブロード化。トリエチルアミンの匂いは気にならない。目的物および原料が酸にあまり強くないため、塩基性条件下でカラム。どの程度安定化はよく分かっていない。トリエチルアミンは真空乾燥で取り除ける。f(14)はTLC上ではピュアに見えたが、溶液が薄い褐色だったため、再カラム。

f(15-16)は濃い褐色。目的物回収後、念のため酢酸エチルで出し切った。

情報提供:大阪大学 生越研究室