ニュースレター:第12号

 

第12号:2008年3月14日







今号のハイライト















  • 【新製品紹介】 SNAP KP-NHカートリッジ
    相関のあるNHのTLCも同時発売!塩基性化合物の精製に



  • 【テクニカルTips】 FLASHクロマトのおさらい

    TLC Rf条件から順相クロマトへ! CV値って?




  • 【レジンテクニカルノート】 PS-PPh3-Pd
    鈴木反応用パラジウム触媒!残存pd濃度も改善します




  • 【展示会出展情報】 大きなカラムも展示します
    東京ビッグサイトで3日間!CPhI 併設 P-MEC


 


 











New! SNAP KP-NHカートリッジ
相関のあるNHのTLCも同時発売!塩基性化合物の精製に

 


SNAP カートリッジにメディアの種類が増えました。塩基性化合物の精製に便利なKP-NHおよび極性の高い化合物分取に利用できる逆相のKP-C18-HSを同時リリース致しました。KP-NHはシラノール基をアミノで修飾することで、塩基性化合物とのイオン結合作用を減少させます。これにより、有機アミンを酸性のシラノールから保護することで、選択性・ピークの急峻性・純度または収率などを改善します。従来のシリカゲルで塩基性化合物を精製する場合と異なり、KP-NHは塩素を含む溶媒の使用やアミンの添加が不要です。本文ではSNAP KP-NH カラムについてシリカゲルとの分離性能の違いについて説明ます。



 







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テクニカルTips】 FLASHクロマトのおさらい


TLC Rf条件から順相クロマトへ! CV値って?


 


FLASH精製を成功させるためには、事前にTLCプレートを用いた移動相の選択が重要になります。この時使用したメソッド開発を推奨します。TLCプレートにおける成分の保持をRf(保持係数)について測定しますが、これをFLASH精製へと移行する際には、CV(カラムボリューム)値を理解することが重要です。CV値とは、カラム空間体積から充填されたシリカゲルの体積を表し、個々のカラムサイズに依存した数値になります。個々のカラムのCV値を理解しておくことで、カラムが何mlの溶媒で満たされるかを知ることが出来、カラムの前処理や分取を行う際に非常に有効です。


 







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【レジンテクニカルノート】 PS-PPh3-Pd


鈴木反応用パラジウム触媒!残存pd濃度も改善します


 


PS-PPh3-PdはPd(Ph3P)4と同じような範囲と反応性をもちながら、ポリマー担持試薬として取り扱いと精製がいっそう便利になっています。低分子試薬と異なり、PS-PPh3-Pdは大気中で安定であり、室温で長期間保存しても分解しません。レジンの計量は通常の計量ツールを使用してベンチ上で実行でき、特別な取り扱い方は必要ありません。また、反応混合物に残留するパラジウム濃度は100ppm未満とも報告されています。 


 








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【展示会出展情報】 大きなカラムも展示します


東京ビッグサイトで3日間! CPhI 併設 P-MEC


 


2008年4月に東京ビッグサイトにて、医薬品の研究・開発、製造過程において使用される装置・機器を主な出展対象とした P-MEC (Pharmaceutical Machinery & Equipment Convention)が、CPhI JAPAN 2008 に併設されます。是非、弊社ブース(Q-30)へのご来場を心よりお待ち申し上げます。


現在準備を進めていますが、プロセス用に利用されるFLASH400Lカートリッジも展示することにしました。是非、この機会に実物をご覧頂ければ幸いです。


 






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