ニュースレター:第10号

 

第10号:2008年2月15日







今号のハイライト















  • 【便利ツール紹介】 MP-TsOHカートリッジ
    レジンのカラムバージョン! 弱い塩基も確実にキャッチ



  • 【テクニカルTips】 マイクロウェーブ照射テクニカルTips

    冷却しながらMW照射? 反応にどの様な効果が




  • 【テクニカルノート】 PS-PPh3
    反応後処理の効率化!光延反応、ウィッティヒ反応に最適


 


 











【便利ツール紹介】 MP-TsOHカートリッジ
レジンのカラムバージョン! 弱い塩基も確実にキャッチ

 


シリカゲルベースのイオン交換カートリッジでは化合物の保持が不十分の場合には、レジンベースのイオン交換樹脂カートリッジが効果的です。キャパシティーは実にシリカゲルの4倍であり、弱い塩基も確実にキャッチします。MP-TsOH(65) レジンは一般的な有機溶媒から脂肪族、芳香族および複素環式アミンを保持します。本カラムは、レジンをパッキングし、アミンの単離精製用としてデザインされ、また、塩基性試薬、反応基質および副生成物などの除去にも利用されます。カラムサイズは 100mg/3mL から 2.5g/25mL の範囲で選択でき、48または24ポジションブロックにも対応した3ml または 6ml のタブレスカラムも備わっています。



 







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【テクニカルTips】 マイクロウェーブ照射テクニカルTips


冷却しながらMW照射? 反応にどの様な効果が


 


昨今マイクロウェーブ合成装置を利用した有機合成が盛んに実施されるようになり、ユニークな活用方法もあるようです。特に、冷却を行いながらマイクロ波を照射することで、反応の効率化が達成できたというレポートなどもあります。そこで今回は、IRセンサーで温度制御を行うシステムに関して、冷却しながらMW照射で反応を行った際に何が起きているのかを検証してみました。


 


 







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【テクニカルノート】 PS-PPh3


反応後処理の効率化!光延反応、ウィッティヒ反応に最適


 


PS-Triphenylphosphineは、トリフェニルホスフィンのレジン担持等価体であるジフェニルホスフィン化ポリスチレンレジンです。本レジンは四塩化炭素中でアルコールまたはカルボン酸を対応する塩化物または酸塩化物に容易に変換することができます。光延反応でも使用でき、面倒なシリカゲル・クロマトグラフィーを行う必要なく高純度の生成物が得られます。また、ウィッティヒ反応でのオレフィンを合成や、ハロゲン化アルキルのスカベンジャーとして使用することもできます。 


 








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