ニュースレター:2019年10月29日号

バイオタージ ニュースレター

【展示会案内】 日本薬物動態学会 第34回年会 つくば
【アプリケーションノート】 血漿中ボリコナゾール測定の前処理法

【展示会】
日本薬物動態学会 第34回年会 つくば企業展示会に出展いたします!

バイオタージ・ジャパンは日本薬物動態学会 第34回年会 つくば に出展いたします。
ブースでは、前処理オートメーションシステム Extrahera の新機能をご紹介いたします。
ぜひ、バイオタージブースにお立ち寄りください。

イベント名: 日本薬物動態学会 第34回年会
会期: 2019年12月9日(月) – 12日(木)
場所: つくば国際会議場
URL: https://www.jssx34.org/

Biotage Extrahera

【アプリケーションノート】
ISOLUTE® SLE+ を用いた血漿中ボリコナゾール測定の前処理法

ボリコナゾールはトリアゾール系抗真菌薬の一種で、侵襲性アスペルギルス症、肺アスペルギローマ、カンジダ血症など真菌による感染症の治療薬として広く使用されています。しかし、QT延長症候群、中毒性表皮壊死症、アナフィラキシーなどの副作用が知られているため、治療薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring, TDM)の対象とされています。

ボリコナゾールは一般的に高濃度で投与され、測定にはUV法が使用されて広く用いられていますが、このアプリケーションノートではUV測定、LC/MS/MS測定の両方に使用できるメソッドを提案しています。LC/MS/MS分析は、併用している薬物の影響を受けにくい利点があります。前処理カラムに”振らない液液抽出”を可能にするISOLUTE SLE+を用いることで、従来の液液分配法で問題となっていたエマルションの発生を抑えると共に、溶媒の使用量を削減し、再現性の高い測定結果を得る事ができます。

編集後記

分析化学部、新人の後藤です。
固相を利用した分析前処理のアプリケーション開発を担当しています。分析前処理の疑問、困りごとがありましたらお気軽にお問い合わせください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、私はバイオタージへの入社を機に通勤ラッシュに身を投じるようになりました。国土交通省発表2018年度電車の混雑率ランキングによると、私の利用するJR総武緩行線は日本で3番目に混む路線だそうで、混雑率は196%です。まだ上があると思うと眩暈がしそうですが、日本で1番混む路線は東京メトロ東西線であり、混雑率は199%、2番目はJR横須賀線、混雑率197%となっています。(混雑率200%:体がふれあい相当圧迫があるが週刊誌程度なら読める)
満員の車内では私も含めスマートフォンを利用している方が大半ですが、中には新聞を華麗に折りたたみながら読んでいる方がおり、「通勤ラッシュの猛者」という雰囲気を感じます。
迷惑にならずに新聞を読むまでにはかなりの鍛錬が必要そうですが、通勤時間を有効活用できるようになるといいなと思う今日この頃です。

担当: 後藤 優知
編集長: 中川 俊哉

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