ジフルオロシリルエノラートと有機亜鉛試薬のクロスカップリング反応 (カラム2回目*)

反応式

事例1-2 ジフルオロシリルエノラートと有機亜鉛試薬のクロスカップリング反応の反応式

TLC

カラム後のTLC

精製後

f(1-4) 目的化合物ピュア

f(5) 不純物混じり

カラム状態

Sfär D 50g, 60μm

精製実施前のSfärカラム

使用前

精製実施後のSfärカラム

使用後

サンプル導入方法

直接オイルのサンプル(1mLほど)をチャージし、展開溶媒1mLの洗いこみを2回

Flashチャート、条件等

hexane/NEt3 = 99/1で平衡化、hexane/NEt3 =98/2で精製

平衡化と精製で別のボトル

Isoleraクロマトグラム
Isoleraグラジエント条件

目的化合物:薄い溶液だとほとんど無色

不純物:濃い褐色

コメント

再カラム。目的物が先に出てきて、不純物が後から出てくる。不純物(f5)が褐色だと分かっていたため、褐色のバンドがカラムの下に達するタイミングで、f4からf5へと試験管を変えた。カラムから排出口までの容量を考慮して、30mLほど流れた後、手動で次のカラムへ移動することで、不純物と分離。不純物の混じっていたf5は廃棄。

情報提供:大阪大学 生越研究室