より安全で環境に優しいフラッシュクロマトグラフィーを
実現するためのヒント
合成ワークフローの中で最も溶媒を消費するのはカラム精製(フラッシュクロマトグラフィー)です。例えば、100mgの試料を5gのカラムでトータル13CVのメソッドで精製する場合、135mLの溶媒が使用されます。もっと溶媒量を減らしたり効率化できないのでしょうか?
このホワイトペーパーでは、合成後のTLCと得られたクロマトデータから、さらに溶媒消費量削減や安全性向上を実現しながら目的物の純度を高める方法を検証しています。
試料のロード方法や多様な精製条件に触れていますので、精製メソッドの引き出しを増やしたい方にもぜひ読んでいただきたい内容となっています。条件検討の幅が広がることで、より純度を高めたり、試料の負荷量を増やしてカラム回数を減らすことも実現できる可能性が広がります。
【内容】
- 廃棄物の削減-ステップグラジエント
- より小さなカラムでの精製
- ドライローディング
- 塩素系溶媒の代替は?
- さらに改善するのは可能?
- HILICについて
- 逆相精製