ISOLUTE® PLD+

除タンパク&リン脂質除去 カラム&プレート
Effortlessly Enhance Analyte Sensitivity

ISOLUTE® PLD+は効果的な除タンパクとリン脂質除去を簡単に行える、LC-MS/MS分析のためのサンプル前処理製品です。

メソッド開発が不要なため、すぐにワークフローに組み込むことができます。
ラボの生産性を高め、分析装置のダウンタイムを短縮します。

ISOLUTE PLD+ 特徴

優れたリン脂質除去 -より感度の優れた検出が可能に-

ISOLUTE PLD+プレートは他のリン脂質除去製品よりクリーンなサンプル処理が行えます。イオンサプレッションの主な原因となるタンパク質とリン脂質を99%以上除去し、分析に適したクリーンなターゲット化合物を得ることができます。(図1)

図1. 従来の除タンパク法(a)とISOLUTE PLD+(b)で処理した血漿中のリン脂質量の比較

図1. 従来の除タンパク法(a)とISOLUTE PLD+(b)で処理した血漿中のリン脂質量の比較

また、ISOLUTE PLD+では他社製品より高感度な分析が期待できます。

ターゲット化合物を添加した血漿サンプルを用いて、サンプル処理後の相対ピーク強度を比較した場合、ISOLUTE PLD+のS/N比(シグナル/ノイズ)は、他社製品よりも2倍以上優れて検出されました。(図2)

図2.アミトリプチリン20pg/mL添加血漿における相対ピーク強度
除タンパク法と比較してISOLUTE PLD+が効果的にリン脂質を除去していることが分かる。

図2.アミトリプチリン20pg/mL添加血漿における相対ピーク強度

シンプルな3ステップによる、効果的な除去

図3. ISOLUTE PLD+の一般的な使い方

ISOLUTE PLD+の一般的な使い方
【ISOLUTE PLD+ジェネリックメソッド】

処理手順はとてもシンプルです

ステップ 1:
ISOLUTE PLD+の下に回収プレートをセットした後、除タンパク用有機溶媒(アセトニトリル)300-400 μLを各ウェルに入れます。
(ウェルから有機溶媒が漏出することはありません。)

ステップ 2:
血漿サンプル100 μLを各ウェルに加えます。確実にタンパク質が凝固するように、血漿を勢いよくウェルに入れてください。
その後、5分間静置します。(必要に応じて、30秒~1分間ボルテックスあるいはピペットを使って3-4回混和してください。)

ステップ 3:
バキュームまたは加圧を行ない(5分間程度)、完全にサンプルを抽出させます。

トラブルフリーな前処理プロセス

タンパク質除去に最適なフィルタを採用しており、詰まりが生じにくくなっています。
バキュームや加圧システムを用いればさらに簡単に前処理を行なうことができ、自動分注装置とも相性よく使用することができます。

注文情報

■ISOLUTE PLD+

Part Number Description Quantity
918-0050-P01 ISOLUTE PLD+ 96ウェルプレート, 50 mg 1
918-0005-AG ISOLUTE PLD+ カラム, 50 mg/1 mL (Tabless) 100

■アクセサリ

Part Number Description Quantity
121-5202 Collection plate, 1 mL 50
121-5203 Collection plate, 2 mL 50
121-5204 Piercable sealing cap 50
PPM-A96-CH PRESSURE+96用
タブレス1 mLカラムホルダー
1
121-9620 VacMaster-96用
タブレス1 mLカラムホルダー
1